使い方
- はじめに、今の貯金を1回だけ入れます。月の枠は入れなくてもかまいません。
- 推し活でお金を使ったら、その額を入れて「貯金から引く」を押します。
- 給料や入金で貯金が増えたら、額を入れて「貯金に足す」を押します。
この画面では残せません。閉じると消えます
はじめの貯金を入れると、ここに「あと ¥◯◯」が出ます
ひとことだけ(押さなくてもかまいません)
【まだ無い物です。あったら使いたい方を押してください】
押しても、お金はかかりません。入力もありません。
このページの「あと ¥◯◯」と先取りの計算を、スマホのアプリで使える形です。ホーム画面から開けて、入れた数はスマホの中だけに残ります(まだありません)。
なぜ貯金が続かないか・手を入れる順番・出典の一覧に、印刷して書き込む紙が付く案です(まだありません)。
一覧
この端末に入れた額と文字を全部消します。戻せません
【給料日に先に分ける額を、自分の数で出す!】
手取りと固定費と給料日から、給料日に先に分ける額と、分けたあとに残る額を出します。いくら分けるかを決めるのは、あなたです。このページがするのは計算だけです。推し活の枠は、給料から推し活に回す額として引きます。
この画面では残せません。閉じると消えます
期日までに給料日がありません。
【先に分けて自動にする・目的を目に入る所に出す・分けておく ― 効いた例がある3つの手】
どれも海外の研究です。調べた相手は、日本で推し活をしている人ではありません。同じように効くとは限りません。「こういう人たちで効いた例がある」として読んでください。
- 手1 先に分けて、自動にする:給料から引かれる積立に、初めから入っている形に変えた会社では、入社3〜15か月の人の加入が、前の組の 37% から 86% になりました(米国・Madrian & Shea 2001)。
- 手2 目的を目に入る所に出す:使い道を書いた手紙が毎月届いた人は、手紙の無い人より、貯まった額が約16%多くなりました(ペルー・Karlan ほか 2016)。
- 手3 分けておく:貯める額を2つの封筒に半分ずつ入れた組は、1つの封筒の組より多く貯まりました(14週・インド・Soman & Cheema 2011)。
どの手にも、気をつけたい所と、当てはまらないかもしれない所があります。
手1 先に分けて、自動にする
何をするか:給料が入ったら、使う前に、決めた額を別にしておきます。毎回自分で動かさなくても分かれる形にします(銀行の自動の振替など。名前と手数料は銀行ごとに違います)。
効いた例:
- 米国の大きな会社(医療と保険)の例です。入った人を最初から会社の積立(給料から引かれる、老後に向けたもの)に入れておき、やめたい人だけが届け出る形に変えました。入社3〜15か月の人の加入は、前の組の 37% から 86% になりました(Madrian & Shea 2001)。どちらの組も、給料から引かれる積立なのは同じです。違ったのは、初めから入っているかどうかだけです。
- 米国の中くらいの製造業の会社の例です。「次の昇給から積立の率を上げる」と先に決めた162人の平均の率は、40か月で 3.5% から 13.6% になりました(途中でやめた人も入れた平均です。Thaler & Benartzi 2004)。くじで組を分けて比べたものではありません。
気をつけたい所:1つ目の会社では、会社が最初に決めた低い率(3%)のまま動かない人が多くいました。そのため、積立に入った人の平均の率は 7.4% から 4.4% に下がりました(Madrian & Shea 2001)。
当てはまるか:どちらも米国の会社員の、給料から引かれる積立の話です。自分で振替を組むのは、1つ目の研究でいえば、自分で届け出る側(37% の組)に近い形です。同じだけ効くかは分かりません。
手2 目的を目に入る所に出す
何をするか:貯めるお金の「何のためか」を、目に入る所に出しておきます(例:冬の遠征)。
効いた例:
- ペルーの銀行の例です。使い道を決めて毎月積み立てる口座を開いた人を、くじで、毎月手紙が届く組と届かない組に分けました。手紙には、使い道を書いたものと書かないものがありました。使い道を書いた手紙が届いた人は、手紙の無い人より、貯まった額が約16%多くなりました。使い道を書かない手紙では、差は見えませんでした(Karlan ほか 2016)。
- インドの農村で、週ごとに現金で給料を受け取る男性146人の例です(14週)。全員が、子どものために貯める人でした。貯金を入れる封筒に自分の子どもの写真を刷ると、無地の封筒より多く貯まりました(平均 350 ルピーと 304 ルピー。Soman & Cheema 2011)。
気をつけたい所:ケニアの研究では(Dupas & Robinson 2013・771人)、使い道を予防の医療に決め、鍵を係の人が持つ箱にしたところ、予防の医療への支出に、1年のあいだ効きが見えませんでした。急な出費に使えない不便のほうが大きかった、と著者は見ています。いっぽう、病院代や薬代のときだけ引き出せる、健康のための積立では、治療の費用を払えなかった人が、比べた組(31%)より12ポイント少なくなりました。使い道を固く縛りすぎると、効きが見えなかった例もあります。
当てはまるか:ペルーは、自分から貯めると決めて口座を開いた人だけの話です。インドは、銀行を使ったことのない家の話です。ケニアは、仲間でお金を出し合う会に入っている人の話です。推し活の人に同じだけ効くかは分かりません。
手3 分けておく(入れ物を2つにする)
何をするか:貯める分を1つにまとめず、2つの入れ物に分けておきます。
効いた例:手2と同じインドの研究です。貯める額を2つの封筒に半分ずつ入れた組は、1つの封筒に入れた組より、14週で多く貯まりました(平均 414 ルピーと 241 ルピーで、約1.7倍)。
気をつけたい所:このページで引いたのは1本だけで、146人を14週見たものです。長く続くか、ほかの暮らし向きの家でも同じかは、これからの研究だと著者も書いています。
当てはまるか:紙の封筒の話です。写真の無い封筒では、分けた効きは小さめでした。画面の中で分けたときに同じかどうかは、分かりません。
このページの道具とのつながり
上の道具では、貯金に呼び名を付けて、大きな数の上に出せます(手2に近い形です)。先取りの計算では、目的の呼び名と額を入れられます(これも手2に近い形です)。手3(2つに分ける)に当たる形は、このページにはありません。どの形も、効くかどうかは確かめていません。
【まだ無い物です。あったら使いたい方を押してください】
押しても、お金はかかりません。入力もありません。
このページの「あと ¥◯◯」と先取りの計算を、スマホのアプリで使える形です。ホーム画面から開けて、入れた数はスマホの中だけに残ります(まだありません)。
なぜ貯金が続かないか・手を入れる順番・出典の一覧に、印刷して書き込む紙が付く案です(まだありません)。
注意書き
- この道具は、入れた数を足したり引いたりするだけです。何に使うか、いくら分けるかを決めるのは、使う人です。
- 読み物で紹介した研究は海外のもので、調べた相手は日本の推し活の人ではありません。
- 入れた数は、この端末のブラウザの中にだけ残ります。ニサケゲームには届きません。ブラウザのデータを消したとき、別の端末やブラウザで開いたときは、数が残っていません。プライベートの画面では、閉じると数が消えます。
- iPhone の Safari では、7日ほどこのページを開かないと、端末に残した物が消えることがあります。
- 家族などと同じ端末を使うときは、終わったあと「全部消す」を押せます。
- 給料日が土日・祝日でずれる分は、計算に入れていません。
- クッキーは使っていません。「1日1回まで数える」ための印(押したかどうかと日付)は、入れた数と同じく、この端末の中に置きます。「全部消す」を押しても、この印は残ります(額や文字は入っていません)。
数えているもの
このページで数えているのは、次のものだけです。開いた数、どこから来たか(検索や広告など)、「貯金から引く」を初めて押したか・別の日にまた押したか、答えの下の3つのボタンを押した数、先取りの計算を出した回数、「詳しく読む」を開いた数、値札のボタンが画面に出た回数と押した数。入れた額と文字は送りません。
出典の一覧
- Madrian, B. C., & Shea, D. F. (2001). The Power of Suggestion: Inertia in 401(k) Participation and Savings Behavior. Quarterly Journal of Economics, 116(4), 1149–1187.
- 読んだ版:NBER Working Paper 7682(2000)の本文。要旨、Section III(初めから入れておく形・3%)、Table 5(37% と 86%)、Table 6(7.4% から 4.4%)
- https://www.nber.org/papers/w7682
- Thaler, R. H., & Benartzi, S. (2004). Save More Tomorrow: Using Behavioral Economics to Increase Employee Saving. Journal of Political Economy, 112(S1), S164–S187.
- 読んだ所:要旨と Table 1(207人・162人・平均の率 3.5% から 13.6%・40か月)
- https://www.anderson.ucla.edu/documents/areas/fac/accounting/save_more_tomorrow.pdf
- Karlan, D., McConnell, M., Mullainathan, S., & Zinman, J. (2016). Getting to the Top of Mind: How Reminders Increase Saving. Management Science, 62(12), 3393–3411.
- 読んだ版:NBER Working Paper 16205。Section IV の実験2(ペルー・手紙)、Table 4 Panel A の1列目(約16%)、Section V
- https://www.nber.org/papers/w16205
- Soman, D., & Cheema, A. (2011). Earmarking and Partitioning: Increasing Saving by Low-Income Households. Journal of Marketing Research, 48(SPL), S14–S22.
- 読んだ版:著者の置いた版。方法の節、結果の節(封筒を2つに分けた組と1つの組 414 と 241・写真の有無 350 と 304)、限界の節
- https://doi.org/10.1509/jmkr.48.SPL.S14
- 読んだ版の住所:https://www-2.rotman.utoronto.ca/facbios/file/earmarking-jmrPP.pdf
- Dupas, P., & Robinson, J. (2013). Why Don't the Poor Save More? Evidence from Health Savings Experiments. American Economic Review, 103(4), 1138–1171.
- 読んだ版:NBER Working Paper 17255。要旨、771人・113組、鍵つきの箱の結果、12ポイントと31% の文
- https://www.nber.org/papers/w17255
注意書きの出どころ:
- WebKit の告知(2020)の「7-Day Cap on All Script-Writeable Storage」の節(Safari で7日ほど開かないと消える)
- MDN「Window.localStorage」(プライベートの画面では、最後のプライベートのタブを閉じると消える)
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